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AutumnLeaves(枯葉)

 1 コード進行

 2 Key(キー)

 3 Gマイナースケールのダイアトニックコード

 4 7thコードの代理コード

 5 アナライズと使用できるスケール

 6 リックの使い方

 7 リックの変化

 8 コードトーン練習法

 9 アドリブ例

10 おすすめCD

スペース

コード進行

MP3を再生 カラオケ(4コーラス)
1〜4小節目
5〜8小節目
17〜20小節目
21〜24小節目
25〜28小節目
29〜32小節目

まずはアドリブの材料となるスケールを見つけるために、Keyを調べましょう。

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スペース

Key(調号)

Keyを調べるには調号を見ます。
調号
この進行には「♭」が2つ付いているので、B♭メジャーかGマイナーKey
という事になります。
31小節目でGm7に解決して曲が終わるので、KeyはGマイナーと考える事が出来ます。
では次にGマイナースケールのダイアトニックコードを見てみましょう。

スペース

Gマイナースケールのダイアトニックコード

Gマイナーキーのダイアトニックコード
これらがGマイナースケールから作られるコードです。
コード進行と比べてみると、ほとんどダイアトニックコードのみで作られていますが、
6小節目のD7、27小節目のG♭7、28小節目のFm7、E7の4つはダイアトニック
コードにないコードです。
D7は本来Dm7であるところを、Gm7により強く進行(解決)出来るように7thコードに
しています。マイナーKeyのローマ数字5m7コードをローマ数字57コードに代理させるのはよく使われます。
27、28小節目は、29小節目にくるE♭Ma7コードにスムーズに進行できるよう、ローマ数字2ローマ数字5
を使った例です。
ここは7thコードの代理コードが使われているので詳しく見てみましょう。

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7thコードの代理コード

7thコードにはTritoneSubstitution・トライトーンサブスティテューション
(トライトーンの代理コード)があります。
これは、同じトライトーンを持っていれば代理コードに使える、というものです。
トライトーンとは3全音の音程の音、7thコードの3度と7度の音を指します。
例えばC7の場合、トライトーンはEとB♭になります。
このEとB♭をもっているもう1つの7thコードがG♭7です。
トライトーンの代理コード

C7のトライトーンはEとB♭、G♭7のトライトーンはB♭とF♭(=E)。
この2つの7thコードは同じトライトーンを持っているので、代理コードとして使用する
事が出来るのです。
ではコード進行の27〜28小節目を見てみましょう。

25〜28小節目
赤で囲った進行をトライトーンの代理コードを使って、G♭7→C7、E7→B♭7
に代理させる事が出来ます。

25〜28小節目
すると、Gm7-C7、Fm7-B♭7とローマ数字2-ローマ数字5の連続になっている事が分かります。
トライトーンの代理コードのことを裏コードと呼ぶこともあります。
裏コードはジャズ以外でもよく使われるので覚えておきましょう。

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アナライズと使用できるスケール

それでは、コード進行と各コードで使えるスケールを見ていきましょう。
赤で囲ってある箇所をみると分かるように、この曲はほとんどメジャー、マイナーの
ローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1進行で成り立っています。ローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1は他のスタンダードのコード進行にも
よく出てくるので、アドリブの練習に最適なコード進行です。
それでは使えるスケールを見ていきましょう。

1〜4小節目

5〜8小節目

17〜20小節目

21〜24小節目

25〜28小節目

29〜32小節目

アドリブ例の音源で使ったスケールを書きましたが、もちろんこれ以外にも使えるスケールがあります。
ただ、使えるスケールが分かっているだけではなかなかジャズらしいアドリブは出来ません。
そこでここからは、ジャズらしいリックを使ってアドリブしていく方法を見ていきましょう。

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リックの使い方

リックは覚えやすくするため、1〜2小節単位の短いものが最適です。
また何度も何度も使う事でだんだん身に付いてくるので、スタンダードの
コード進行によく出てくるローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リックを覚えるのが効果的です。
それではリックを使ってはじめの8小節を弾いてみましょう。
MP3を再生 リック練習1
リック練習1
リック練習1
リックを使って問題になるのは、赤で囲ったリックとリックの間を
いかに自然につなげるか、です。
一番いい解決法は、ギターでコードを弾きながらリックを歌って、
赤で囲った部分は鼻歌で何か歌ってつなげてく方法です。
はじめのうちはなかなか上手く歌えないと思うので、何も浮かばなかったら
スケールを適当に弾いてとりあえずつなげてみましょう。
ではつなげた例を紹介します。

MP3を再生 リックとリックのつなぎ例1
リック同士のつなぎ例1
リック同士のつなぎ例1

MP3を再生 リックとリックのつなぎ例2
リック同士のつなぎ例2
リック同士のつなぎ例2
リックとリックの間を埋めるアドリブは無数にあります。
自然で、歌えるようなアドリブになる事を心がけて演奏してみて下さい。

スペース

リックの変化

リックの使い方ではリックとリックの間を埋める方法を練習してきましたが、
スムーズにつなげることを考えると、リック自体も変えたくなってきます。
ここではメジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リックを変化させていく方法を見ていきましょう。
MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1
B♭メジャーKey2−5−1リック1
リックを変化させるのによく使われる3つの方法があります。
1つめは休符を加えること。
ではリック1を変化させてみましょう。まず1拍目に8分休符を入れてみます。
MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+8分休符
リック1休符1
つぎは、1拍目と3拍目に8分休符を入れてみます。
MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+8分休符2つ
リック1休符2
今度は1拍目に4分休符を入れてみます。
MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+4分休符
リック1休符3
このように休符を入れるだけでも違った雰囲気に聴こえませんか。
休符を入れる場所は自分の好きなところで構いません。
お気に入りの場所を探してみてください。

2つめの方法は3連符を使う事です。2拍目に3連符を入れてみましょう。

MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+3連符
リック13連符
つぎは4拍目に3連符を入れてみます。

MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+3連符
リック13連符2
この方法もとてもよく使われますが、多用するとかっこ悪くなってしまうので
注意してください。

3つめの方法は何拍か前から弾く方法です。まず半拍早く弾いてみましょう。

MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+半拍前
リック1半拍前
次は1拍半早く弾いてみます。

MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+1拍半前
リック11拍半前
最後に2拍早く弾いてみましょう。

MP3を再生 B♭メジャーローマ数字2-ローマ数字5-ローマ数字1リック1+2拍前
リック1+2拍前
何拍か前からリックを始めるのは、リックに勢いが乗るので非常に効果的です。

このように、いろいろな方法を使って1つのリックを変化させる事で、アドリブの中で
リックを自然に使える形に変えることが出来ます。
Cm7でのリックに変化をつけましたが、もちろんF7のリックに変化をつけることも出来ます。
他のリックも自分の好みに変化させて使ってみて下さい。

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コードトーン練習法

リックとリックをつなげるアドリブを自然に出来るようにするためには、
そのコード進行の流れをしっかりと把握する必要があります。
そのためには、コード進行の響きを覚えられるコードトーンを弾く練習が効果的です。
ここでは5thポジション(5フレット付近で弾ける範囲)を例に、
まずはルートから弾く練習をしてみましょう。

MP3を再生 コードトーン練習1
コードトーン練習1−1
コードトーン練習1−2

27、28小節目の2拍ごとにコードが変わるところは、8分音符を使って弾いてください。
これが出来るようになったら今度は弾く順番を変えて練習しましょう。

MP3を再生 コードトーン練習2

コードトーン練習2−1
コードトーン練習2−2
弾く順番の組み合わせは全部で24通りあるので、いくつか試して響きを覚えてください。
ある程度コードトーンの響きを覚えてきたら、今度はコードトーンの位置を確実に覚えられ
るように、一番近い次のコードトーンにつなげる練習をしましょう。

MP3を再生 コードトーン練習3
コードトーン練習3−1
コードトーン練習3−2
ここでは5thポジション(5フレット付近)で紹介しましたが、他のポジションでも
同じように練習してみてください。
コードトーンの練習は耳にそのコードの音を覚えこませるのに役立ち、しっかりと
インサイドの音を覚えられるので、後にアドリブでアウトさせるときにも役立ちます。
それでは最後にスケール、リックも合わせてアドリブしてみましょう。

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アドリブ例

Gマイナースケールを中心に、ローマ数字2ローマ数字5ローマ数字1リック、コードトーンを使ったアドリブ例を
2コーラス音源にしました。1コーラス分は譜面にしておきましたので、合わせて参考にして下さい。
アドリブの基本はいかにして「歌う」かです。
常に、頭の中で鳴っている音を弾こう、と心がけて練習してみて下さい。

MP3を再生 アドリブ例
アドリブ例1−4小節目
アドリブ例5−8小節目
アドリブ9−12小節目
アドリブ13−16小節目
アドリブ例17−20小節目
アドリブ例21−24小節目
アドリブ例25−28小節目
アドリブ例29−32小節目
譜面はアーティキュレーションの表記、細かいニュアンス等を省略しています。

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