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リズムチェンジ「A」でのアドリブ法

1 コード進行

2 「A」前半で使えるスケール

3 コードトーンを覚える

4 「A」前半コードトーン練習

5 「A」前半コードトーンアドリブ練習

6 「A」後半コードトーン練習

7 「A」前半+後半でのアドリブ法

8 スケールを取り入れる

9 リックを取り入れる

スペース

コード進行

1〜4小節目
5〜8小節目

上譜の1〜4小節を前半、5〜8小節を後半と分けて練習していきましょう。

スペース

スペース

「A」前半で使えるスケール

1〜4小節目

この進行はKey=B♭メジャーのローマ数字1ローマ数字6ローマ数字2ローマ数字5で成り立っているので、
B♭メジャースケールが使えます。
早速弾いてみましょう。

MP3を再生 B♭メジャースケールを弾いた例
B♭メジャースケール

どうですか?
バックのコードに外れる事無く弾けると思います。
ではこれをどうやってジャズっぽくしていくのでしょうか?

ジャズのアドリブの特徴に、コード感を連想させる、というものがあります。
例えば次の例を聞いてみて下さい。

MP3を再生 コードを連想させて弾いた例
バックを連想させた例
バックのコードを無くして聞いてみましょう。

MP3を再生 バックのコードを無くした例

いかがですか?
バックのコードを無くしてもコード進行を連想する事が出来ましたか?
何故コード感が伝わったのでしょうか。
それは、各コードのコードトーン(コードの構成音)を意識しているからなのです。
そこでまずは、コードトーンを覚えてみましょう。

スペース

コードトーンを覚える

コードトーンとはコードの構成音の事で、B♭Ma7の場合B♭、D、F、Aになります。
ここでは、5thポジション(人差し指を5フレットに置いた時に弾ける範囲)内で弾ける
各コードのコードトーンを紹介します。

B♭M7
B♭Ma7
G7
G7
Cm7
Cmi
F7
F7
Fm7
Fmi7
B♭7
 B♭7
E♭M7
E♭Ma7
E♭m7
  Ebm7コードトーン
Dm7
Dmi7

コードトーンの位置を確認したら、コードトーンを覚える練習をしていきましょう。

スペース

「A」前半コードトーン練習

まずは、コード進行に合わせて8分音符で弾いてみて下さい。
(この練習は、コード進行の響きを覚えるのにも役に立ちます。)

MP3を再生 コードトーン練習例1
コードトーンEX1
練習1は前半2小節がルートから上昇する方法、後半2小節がルートから下降する方法です。
はじめは上昇のみ、下降のみと練習して、最終的に混ぜて練習してみてください。
コードトーンの位置が見えるようになってきたら、今度は毎回ルートから弾くのではなく
終りの音から一番近い次のコードのコードトーンを弾く練習をしてみましょう。

MP3を再生 コードトーン練習例2
コードトーンEX1
譜面では4小節分しか書いていませんが、実際には何小節も繰り返し行なってください。
それが出来てきたら、コードトーンをランダムに選んで弾く練習をしてみましょう。

MP3を再生 コードトーン練習例3
コードトーンEX3
慣れないうちは難しいと思いますが、テンポをゆっくにして確実にコードトーンの位置を
覚えてください。5thポジションに慣れたら、他のポジションでも同様の方法で練習して
ネック上どこでもコードトーンが見えるようになるのが理想です。
ある程度出来てきたらコードトーンでのアドリブに移りましょう。

スペース

「A」前半コードトーンアドリブ練習

今まではコードトーンを覚えるための練習でしたが、ここではコードトーンだけで
アドリブしてみましょう。
いきなりアドリブするのは大変なので、リズムに変化をつけていきます。
ここではおしゃれに聴こえる3連符を取り入れてコードトーンを弾いてみましょう。

よく使われる3連符のリズム

(a)(b)
8分音符+3連8分音符4分音符+3連8分音符

MP3を再生 3連符を使ったコードトーンアドリブ例
3連符を使ったコードトーンアドリブ例
リズムに変化をつけただけでもアドリブらしく聞こえませんか?
アドリブする時は、とにかく頭の中で鳴る音を意識しましょう。
はじめはギターで弾かず歌いながら練習して、それをギターで弾くようにするのも効果的です。
なかなかカッコよく歌えないときは、リズムチェンジの演奏が聴けるCDを聴いて、
アドリブをCDと一緒に歌って自分の中に取り込むと、だんだん歌えるようになります。
アドリブに慣れてきたら、「A」後半へ進んでみましょう。

スペース

「A」後半コードトーン練習

ここでも、前半と同じくコードトーンを覚える練習からはじめましょう。

MP3を再生 コードトーン練習例1
コードトーン練習1
次は、一番近い次のコードのコードトーンに移動する練習です。

MP3を再生 コードトーン練習例2
コードトーン練習2
それが出来たら、コードトーンの音をランダムに弾く練習をします。

MP3を再生 コードトーン練習例3
ランダムに選んだコードトーン練習
ランダムに弾く時もアドリブと同じように、頭の中に鳴っている音を選んで弾くと効果的です。
ランダムに弾くのに慣れてきたら、A前半と同じように3連符のリズムも入れてアドリブしてみ
ましょう。

MP3を再生 コードトーンでのアドリブ
コードトーンでのアドリブ
ここまで出来たら、前半と後半を合わせて練習します。

スペース

「A」前半+後半でのアドリブ法

さあ、いよいよAセクション全部でのアドリブです。
ここでもまずはコードトーンを弾いて、コード進行の流れを覚えてしまいましょう。

MP3を再生 コードトーン練習1
アドリブ練習1コードトーン
Aコードトーン練習
次に一番近い次のコードのコードトーンへつなげる練習もします。

MP3を再生 コードトーン練習2
コードトーン練習2
コードトーン練習2
出来るようになったらランダムに弾きます。

MP3を再生 コードトーンランダム練習
コードトーンランダム練習譜面
コードトーンランダム練習譜面
それでは今までの練習をふまえて、コードトーンを使ってアドリブしてみましょう。

MP3を再生 コードトーンでのアドリブ例
コードトーンアドリブ例
コードトーンアドリブ例

何度も何度も繰り返し練習してコードトーンの位置を完全に把握しましょう。
出来るようになったら次はスケールです。

スペース

スケールを取り入れる

コードトーンを使う事に慣れてくると、今度はよりジャズらしく弾きたくなります。
そこで出てくるのがスケールです。まずは使えるスケールを見てみましょう。

コードスケール
B♭Ma7B♭メジャースケール
G7Gオルタードスケール
Cm7Cドリアンスケール
F7Fドミナントディミニッシュスケール(コンディミ)
Fm7Fドリアンスケール
B♭7B♭ドミナントディミニッシュスケール
E♭Ma7E♭メジャースケール
E♭m7E♭ドリアンスケール
Dm7Dドリアンスケール

これ以外にも使えるスケールがありますが、よく使われるのは上記のスケールです。
いきなり全ての音を取り入れるのは大変なので、まずは各スケールの9thの音を
コードトーンと組み合わせて練習してみましょう。
練習法はコードトーンの時と同じです。まずは9thの位置を確認します。

B♭M7
 BbMa7コードトーン+9th
G7
 G7コードトーン+b9
Cm7
 C7コードトーン+9th
F7
 F7コードトーン+b9th
Fm7
 Fm7コードトーン+9th
B♭7
 Bb7コードトーン+b9th
E♭M7
 EbMa7コードトーン+9th
E♭m7
 E♭m7コードトーン+9th
Dm7
 Dm7コードトーン+9th

位置を確認したら覚える練習です。

MP3を再生 コードトーン+9th練習1
コードトーン+9th練習譜面
コードトーン+9th練習譜面
出来るようになったら、一番近い次のコードのコードトーンまたは9thにつなげる練習です。

MP3を再生 コードトーン+9th練習2
コードトーン+9th練習譜面
コードトーン+9th練習譜面
次はランダムに弾く練習です。

MP3を再生 コードトーン+9thランダム練習
コードトーン+9th練習譜面
コードトーン+9th練習譜面
最後にアドリブです。

MP3を再生 コードトーン+9thアドリブ練習
コードトーン+9th練習譜面
コードトーン+9th練習譜面
スケールの中から1音選んで取り入れるだけでもだいぶジャズらしく聴こえませんか?
コードトーンを主体にアドリブする事で、コード進行を感じさせながらジャズらしいソロを
弾けるようになります。
これが出来るようになってきたらリックを使ってみましょう。

スペース

リックを取り入れる

スケール音を取り入れていく練習をしてきましたが、リズムチェンジのように
速いテンポで演奏される曲はリックを使うのも効果的です。
早速「A」で使えるリックを弾いてみましょう。

B♭M7(Dm7)−G7−Cm7−F7リック

MP3を再生 リック1
1−6−2−5リック1

MP3を再生 リック2
1−6−2−5リック2

MP3を再生 リック3
1−6−2−5リック3

MP3を再生 リック4
1−6−2−5リック4

MP3を再生 リック5
1−6−2−5リック5

上記5つのリックは、1、2小節目、3、4小節目、7、8小節目で使うことが出来ます。
B♭M7とDm7は代理コードの関係なので、同じリックを使うことが出来ます。

Fm7−B♭7−E♭M7−E♭m7リック

MP3を再生 リック1
2−5−1−1リック1

MP3を再生 リック2
2−5−1−1リック2

MP3を再生 リック3
2−5−1−1リック3

MP3を再生 リック4
2−5−1−1リック4

MP3を再生 リック5
2−5−1−1リック5

上記5つのリックは5、6小節目で使うことが出来ます。
気に入ったリックがあったら早速アドリブに取り入れて見ましょう。

MP3を再生 リック+コードトーンアドリブ例
アドリブ練習譜面
アドリブ練習譜面
いかがですか?
こうやってコードトーンとスケール、リックを上手く組み合わせる事で
ジャズらしいアドリブが出来るようになります。
5thポジションでアドリブが出来るようになったら残りのポジションでも練習して、
ギターネック上全体を使ったアドリブをしてみて下さい。