リズムチェンジ「A」でのアドリブ法
1 コード進行
1 コード進行
上譜の1~4小節を前半、5~8小節を後半と分けて練習していきましょう。
この進行は、Key=Bbメジャーの I-VI-II-V で成り立っているのでBbメジャースケールが使えます。
早速弾いてみましょう。
いかがですか?バックのコードに外れる事無く聴こえませんか?
ただ、普通にメジャースケールを弾いているだけではなかなかジャズらしくなりません。
そこで今度は、バックのコードを意識して弾いてみましょう。
次の例を聞いてみて下さい。
バッキングを無くして聞いてみましょう。
いかがですか?バッキングを無くしてもコード進行を連想出来ませんか?
バックのコードを意識することで、ジャズらしいアドリブに変化させていくことが出来ます。
バックのコードを意識するには、コードトーンを練習するのが効果的です。
早速コードトーンを覚えてみましょう。
コードトーンとはコードの構成音の事で、BbMa7の場合Bb、D、F、Aになります。
ここでは、5thポジション(人差し指を5フレットに置いた時に弾ける範囲)内で弾ける
各コードのコードトーンを覚えてみましょう。
BbM7![]() | G7![]() |
Cm7![]() |
F7![]() |
Fm7![]() | Bb7 |
EbM7![]() | Ebm7 |
Dm7![]() |
コードトーンの位置を確認したら早速練習です。
まずは、コード進行に合わせて8分音符で弾いてみて下さい。
(この練習は、コード進行の響きを覚えるのにも役に立ちます。)
練習1は前半2小節がルートから上昇する方法、後半2小節がルートから下降する方法です。
はじめは上昇のみ、下降のみと練習して、最終的に混ぜて練習してみてください。
コードトーンの位置が見えるようになってきたら、今度は毎回ルートから弾くのではなく
終りの音から一番近い次のコードのコードトーンを弾く練習をしてみましょう。
譜面では4小節分しか書いていませんが、実際には何小節も繰り返し行なってみてください。
練習2が出来てきたら、コードトーンをランダムに選んで弾く練習をしてみましょう。
はじめのうちはテンポをゆっくにして、1音1音確認しながら弾いていくと
しっかり覚えられていくと思います。
5thポジションに慣れたら他のポジションでも同じように練習して、
ネック上どこでもコードトーンを弾けるようにしてみましょう。
ある程度出来てきたらコードトーンでのアドリブに移りましょう。
今まではコードトーンを覚えるための練習でしたが、ここではコードトーンだけでアドリブしてみましょう。
いきなりアドリブするのは大変なので、まずはリズムに変化をつけてみましょう。
ここではジャズらしく聴こえる3連符を取り入れてコードトーンを弾いてみます。
よく使われる3連符のリズム
| (a) | (b) |
リズムに変化をつけただけでもアドリブらしく聞こえませんか?
アドリブする時は、とにかく頭の中で鳴る音を意識しましょう。
はじめは鼻歌で歌いながら練習して、それをギターで弾くようにするのも効果的です。
なかなかカッコよく歌えないときは、リズムチェンジの演奏が聴けるCDを聴いて、
アドリブをCDと一緒に歌って自分の中に取り込むと、だんだん歌えるようになります。
アドリブに慣れてきたら、「A」後半へ進んでみましょう。
ここでも、前半と同じくコードトーンを覚える練習からはじめましょう。
コードトーン練習例1
次は、一番近い次のコードのコードトーンに移動する練習です。
コードトーン練習例2
それが出来たら、コードトーンの音をランダムに弾く練習をします。
コードトーン練習例3
ランダムに弾く時もアドリブと同じように、頭の中に鳴っている音を選んで弾くと効果的です。
ランダムに弾くのに慣れてきたら、A前半と同じように3連符のリズムも入れてアドリブしてみ
ましょう。
コードトーンでのアドリブ
ここまで出来たら、前半と後半を合わせて練習します。
さあ、いよいよAセクション全部でのアドリブです。
ここでもまずはコードトーンを弾いて、コード進行の流れを覚えてしまいましょう。
コードトーン練習1
次に一番近い次のコードのコードトーンへつなげる練習もします。
コードトーン練習2

出来るようになったらランダムに弾きます。
コードトーンランダム練習
それでは今までの練習をふまえて、コードトーンを使ってアドリブしてみましょう。
何度も何度も繰り返し練習してコードトーンの位置を完全に把握しましょう。
出来るようになったら次はスケールです。
コードトーンを使う事に慣れてくると、今度はよりジャズらしく弾きたくなります。
そこで出てくるのがスケールです。まずは使えるスケールを見てみましょう。
| コード | スケール |
| BbMa7 | Bbメジャースケール |
| G7 | Gオルタードスケール |
| Cm7 | Cドリアンスケール |
| F7 | Fドミナントディミニッシュスケール(コンディミ) |
| Fm7 | Fドリアンスケール |
| Bb7 | Bbドミナントディミニッシュスケール |
| EbMa7 | Ebメジャースケール |
| Ebm7 | Ebドリアンスケール |
| Dm7 | Dドリアンスケール |
これ以外にも使えるスケールがありますが、よく使われるのは上記のスケールです。
いきなり全ての音を取り入れるのは大変なので、まずは各スケールの9thの音を
コードトーンと組み合わせて練習してみましょう。
練習法はコードトーンの時と同じです。まずは9thの位置を確認します。
| BbM7 | G7 |
Cm7 |
| F7 |
Fm7 | Bb7 |
| EbM7 | Ebm7 |
Dm7 |
位置を確認したら覚える練習です。
コードトーン+9th練習1
出来るようになったら、一番近い次のコードのコードトーンまたは9thにつなげる練習です。
コードトーン+9th練習2
次はランダムに弾く練習です。
コードトーン+9thランダム練習
最後にアドリブです。
コードトーン+9thアドリブ練習
スケールの中から1音選んで取り入れるだけでもだいぶジャズらしく聴こえませんか?
コードトーンを主体にアドリブする事で、コード進行を感じさせながらジャズらしいソロを
弾けるようになります。
これが出来るようになってきたらリックを使ってみましょう。
スケール音を取り入れていく練習をしてきましたが、リズムチェンジのように
速いテンポで演奏される曲はリックを使うのも効果的です。
早速「A」で使えるリックを弾いてみましょう。
BbM7-G7-Cm7-F7で使えるリックはBbメジャーKey I-VI-II-V リック
でも紹介しいるでの合わせて参考にしてください。
BbM7(Dm7)-G7-Cm7-F7リック
上記5つのリックは、1、2小節目、3、4小節目、7、8小節目で使うことが出来ます。
BbM7とDm7は代理コードの関係なので、同じリックを使うことが出来ます。
Fm7-Bb7-EbM7-Ebm7リック
上記5つのリックは5、6小節目で使うことが出来ます。
気に入ったリックがあったら早速アドリブに取り入れて見ましょう。
リック+コードトーンアドリブ例
いかがですか?
このようにコードトーンとスケール、リックを上手く組み合わせる事で
ジャズらしいアドリブが出来るようになります。
5thポジションでアドリブが出来るようになったら残りのポジションでも練習して、
ギターネック上全体を使ったアドリブをしてみて下さい。