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楽譜の基礎

 1 音階(スケール)
 2 五線譜
 3 音部記号
 4 音符と休符
 5 拍子記号
 6 臨時記号
 7 16分音符の書き方
 8 3連符
 9 2拍3連の作り方
10 3拍4連と4拍5連の作り方
11 TAB譜

音階(スケール)

音階(スケール)には三種類の代表的な読み方があります。

英語 CDEFGABC
イタリア語 ドレミファソラシド
日本語 ハ二ホへトイロハ

ジャズの譜面表記では英語の呼び方が一般化しているので、このサイトでは英語で音名を表記しています。

五線譜

音階名を並べただけでは分かりにくい、音程の高低を表記するために使われるのがこの五線譜です。

五線譜

五線譜は上に行くほど高い音を表し、下に行くほど低い音を表します。ただこのままでは、基準になる音がわからず、どこがどの音だか分かりません。そこで出てくるのが、音部記号と呼ばれるものです。

音部記号

音部記号には2つの代表的なものが在ります。1つ目は「ト音記号」と呼ばれるものです。

ト音記号

「ト音記号」は、記号の始まる部分のサークル部をト音(G音)に定めている記号のことです。トレブルクリフ、Gクリフとも呼ばれます。主にギターやピアノ、ヴォーカルなどの中高音域の楽器に使われます。

もう1つは、「ヘ音記号」と、呼ばれているものです。

ヘ音記号

「ヘ音記号」は、記号の右側にある2つの黒丸の間の音をヘ音(F音)に定めている記号のことで、主にベースやドラム、ピアノの低音などに使用されています。ベースクリフ、Fクリフとも呼ばれます。

ト音記号、ヘ音記号の音程の関係は次のようになります。
ピアノでの音

5線譜ト音記号とヘ音記号の音の位置
赤で囲ったC音はト音記号とヘ音記号をつなぐC音として、ミドルC(中央のC)と呼ばれています。

音符と休符

今までは音の高い低いを決める音程を見てきましたが、今度は音の長さです。まずは長さの種類を見ていきましょう。

音符休符長さ(1小節内)
全音符全休符4拍分
2分音符5線譜2分休符2拍分
4分音符4分休符1拍分
8分音符8分休符1/2拍分
16分音符16分休符1/4拍分
32分音符32分休符1/8拍分

以上が基本になる音の長さです。譜面で長さを確認してみましょう。

音符、休符の例

音符例

音符の長さを表現する手段としてもう一つ、付点音符というものがあります。
付点
これは、音符に付点を付けることによって、その音符の長さの半分を付け足した長さを表すことができるものです。

付点音符付点休符長さ(1小節内)
付点全音符付点全休符4+2拍分
付点2分音符付点2分休符2+1拍分
付点4分音符付点4分休符1+1/2拍分
付点8分音符付点8分休符1/2+1/4拍分
付点16分音符付点16分休符1/4+1/8拍分
付点32分音符付点32分休符1/8+1/16拍分

譜面でも確認しておきましょう。

付点音符、付点休符の例

付点音分例

付点音符のほかに、複付点音符といって、元の音符にその長さの半分+さらにその半分の長さを加える音符があります。例えば、4分音符に付点が2つついていると、4分音符+8分音符+16分音符の長さになるというものです。

複付点4分音符
ジャズの楽譜ではあまり見かけることがないので、存在だけ知っておけばよいと思います。

拍子記号

拍子記号は譜面上の音部記号の次に表記されるもので、1小節にどれだけ音符が入るかを決めるもです。まずは4分の4拍子からみていきましょう。

4分の4拍子
4分の4拍子

分母が音符の種類、分子が1小節に入る音符の数を表します。4分の4拍子は、4分音符が1小節内に4つ入る長さのことを示しています。また4分の4拍子はよく使われることから、「Common Time」と呼ばれ、その頭文字から「C」と表記されることもあります。
4分の4拍子コモンタイム

譜面でも確認しておきましょう。

4分の4拍子譜例

4分の4拍子譜面例

次は4分の3拍子を見てみましょう。
4分の3拍子

これは、4分音符が1小節内に3つ入る長さを示しています。譜例で見てみましょう。

4分の3拍子譜例

4分の3拍子譜面例

今度は8分の6拍子を見てみましょう。
8分の6拍子

これは、8分音符が1小節内に6つ入る長さを示しています。譜例で見てみましょう。

8分の6拍子譜例

8分の6拍子譜例

最後に4分の5拍子を見てみましょう。
4分の5拍子

これは、4分音符が1小節内に5つ入る長さを示しています。譜例で確認しましょう。

4分の5拍子譜例

8分の6拍子譜例

以上の4つがよく使われる拍子です。このほかに、4分の7拍子、2分の2拍子などもあります。

臨時記号

ここでは臨時記号の種類を見ていきましょう。

記号名称効果
シャープシャープ半音上げる
フラットフラット半音下げる
ナチュラルナチュラル基の音程に戻す
ダブルシャープダブルシャープ1音上げる
ダブルフラットダブルフラット1音下げる

臨時記号の効果は、1小節内の同じ音程の音のみに影響します。譜面で確認しましょう。

臨時記号例

最初のA音は、臨時記号の♯がついているので、A#になります。2番目は臨時記号のついたAと同じ音域なのでA#になります。3番目はオクターブ高いので、A#ではなくAになります。4番目の音は、新しい小節になったので、前の小節の臨時記号の効果が無くなり、A音となります。

臨時記号を使った音を基の音程に戻す時は、ナチュラル(ナチュラル)を使います。

ナチュラルの例

16分音符の書き方

16分音符は、8分音符と組み合わせたとき、読みやすくする書き方があります。

組み合わせ116分音符組み合わせ1
組み合わせ216分音符組み合わせ2
組み合わせ316分音符組み合わせ3
組み合わせ416分音符組み合わせ4
組み合わせ516分音符組み合わせ5

このように8分音符と組み合わせる表記があるので覚えておきましょう。

3連符

今までは、1拍を2つ(8分音符)や4つ(16分音符)に分けてきましたが、ここでは3つに分ける3連符を紹介します。

2拍を3つに分ける2拍3連符

2拍3連符

1拍を3つに分ける1拍3連符

3連符

半拍を3つに分ける半拍3連符

半拍3連符

この3つが主に使われている3連符です。3連符を譜面上で表記する時は、音符の上に「3」と付けます。

2拍3連の作り方

2拍を3つに分ける2拍3連は、他の3連符と比べて弾くのが少し難しいので、作り方を詳しく見てみましょう。まず2分音符を4分音符2つに分けます。
2拍3連作り方1

今度は4分音符を3連符2個に分けます。
2拍3連作り方2

こうしてできた3連符を、1つおきに演奏すると2拍を3つに分ける2拍3連になります。
2拍3連作り方3

3拍4連と4拍5連の作り方

2拍3連の次に多く出てくるのが4分の3拍子で使われる3拍4連です。では作り方を見ていきましょう。まず4分音符を16分音符にします。
3拍4連の作り方1

この16分音符を3つおきにすると、3拍を4つに分けられます。
3拍4連

3拍4連の作り方2

3拍4連を譜面上で表記する時は、音符の上に「4」と付けます。

次は4拍5連です。まずは4分音符を5連符にします。
4拍5連の作り方1

出来た5連符を1つおきにすると2拍5連が出来あがります。
4拍5連の作り方2

こうして出来た2拍5連をさらに1つおきにすると、4拍を5つに分けられます。
4拍5連

4拍5連の作り方3
4拍5連を譜面上で表記する時は、音符の上に「5」と付けます。

TAB譜

TAB(タブ)譜は「TAB」と表記され、6本の線がそれぞれギターの弦に対応しています。
TAB譜
TAB譜には数字を書いて、どのポジションを押さえるかを表記します。
TAB譜数字
この場合は、6弦6フレット→8フレット→5弦4フレット→5フレット→5弦6フレット→4フレット→6フレット→6弦6フレットとなります。
TAB譜だけで書かれることは少なく、ほとんどの場合五線譜と一緒に書かれます。
TAB譜+5線譜
リズムは5線譜と同じように表記します。
全音符
TAB全音符
2分音符
TAB2分音符
4分音符
4分音符
8分音符
TAB8分音符
16分音符
TAB16分音符

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