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Dm7コードでのアドリブ

1 コードフォームとバッキング
2 使える音をさがそう
3 ジャズらしいスケールを混ぜてみよう
4 クロマチックを使ってみよう
5 アドリブ例

コードフォームとバッキング

Key=CでDm7がずっと続くコード進行を練習します。
Dm7コード4小節
Dm7の響きを覚えるために、コードを弾いてみましょう。

Dmi75弦ルート
Dmi76弦ルート

コードが弾けるようになったらバッキングトラックを作ってみてください。シーケンサー等に打ち込んでもいいですが、自分で作るほうが練習にもなるのでおすすめです。バッキングのパターンはいくつかあるので、自分の好きなものを選んで弾いてみましょう。

リズムパターン14分音符+8分音符
リズムパターン22分音符+8分音符
4分刻み4分音符
ウォーキングベース 2分音符+8分音符

音源は指弾きになっていますが、もちろんピックを使っても構いません。また、テンポも自由に変えてみてください。(音源は4分音符=120)遅め、普通、速め、の3種類のテンポでバッキングを作っておくと練習する時に便利です。バッキングトッラクが作れたらアドリブです。

使える音をさがそう

作ったバッキングに合わせてアドリブしていくのですが、どの音を使っていいのかが分かりません。そこで、Dm7で使えるスケールを見ていきましょう。Key=CのDm7で使えるもっともポピュラーなスケールは、Dドリアンスケールです。今回は5thポジション(5フレット付近)を使ってスケールを弾いてみます。


Dドリアンスケール5thポジション

いかがですか。バックに合ったサウンドがしませんか。ただ、スケールをそのまま弾いてもジャズらしくなりません。そこで、Dドリアンスケールのジャズらしいリックを覚えてみましょう。

リック1Dドリアンリック1
リック2Dドリアンリック2
リック3Dドリアンリック3
リック4Dドリアンリック4
リック5 Dドリアンリック5

いかがですか。スケールをただ弾くだけよりも音楽的になっていませんか。リックを覚えたら、今度はそれをアドリブに活かす練習です。自然にアドリブの中に取り入れるには、リックを自由なリズムで演奏できるようにする必要があります。ここではリック2を例に自由なリズムで弾いてみます。

リック練習譜面1

いかがですか。弾く位置を変えるだけでも違った雰囲気になっていませんか。さらに3連符や4分音符を混ぜることで、より自由度が増します。

リズムの変化ができてきたら、今度は音に変化をつけてみましょう。使う音はリックで使われている音のみで、順番を変えてみます。早速やってみましょう。

リック練習譜面1

いかがですか。だんだんとアドリブらしくなっていませんか。このようにして、ひとつのリックを変化させることで、リックとリックを自然につなげたり、自分のアイデアとリックを組みあわせてアドリブの幅を広げることができます。それでは紹介したリックを使ってアドリブしてみましょう。

リックを使ったアドリブ譜面

1、2小節目はリック1、2をつなげたもの、3小節目はリック3のリズムを変えたもの、5~7小節目はリック4に変化を加えて、8小節目はリック5をそのまま使っています。リックを自然にアドリブで使う方法は様々あるので、カッコいいと思える使い方を研究してみてください。

ジャズらしいスケールを混ぜてみよう

Dm7で使えるスケールにはもう1つ、Dメロディックマイナースケールがあります。まずはDメロディックマイナースケールを弾いてみましょう。

Dメロディックマイナースケール5thポジション

Dドリアンスケールと比べると7番目のb7(C音)が7(C#音)になっています。Dドリアンスケール
Dドリアンスケール

Dメロディックマイナースケール
Dメロディックマイナースケール

この7の音が独特の緊張感を出してくれるので、ジャズのアドリブではよく使われます。それではDメロディックマイナースケールを使ったリックを弾いてみましょう。

リック1Dメロディックマイナーリック1
リック2Dメロディックマイナーリック4
リック3Dメロディックマイナーリック3
リック4Dメロディックマイナーリック4
リック5 Dメロディックマイナーリック5

ドリアンスケールのときと同じように、リックを1つ選んで変化させていきましょう。ここではリック3を例に演奏してみます。

メロディックマイナースケールを使ったリック練習1

リズムの変化ができたら音の順番を変えてみましょう。

メロディックマイナースケールを使ったリック練習2

最後はメロディックマイナースケールのリックを使ってアドリブです。

メロディックマイナースケールでのリックを使ったアドリブ例

1~3小節目はリック5、リック2、リック4をそのままつなげたもの。5~7小節目はリック1、リック4、リック3をつなげたもの。8小節目はリック1を逆から弾いたものです。リックを自在に使えるようになるまで練習してみてください。ここまでできたらよりジャズらしくするためにクロマチックを使ってみましょう。

クロマチックを使ってみよう

クロマチックはどの音に対しても使えますが、ここではコードトーンに対して使うリックを覚えてみましょう。クロマチックについてはクロマチックの種類と使い方を参考にしてください。

リック1Dクロマチックリック1
リック2Dクロマチックリック2
リック3Dクロマチックリック3
リック4Dクロマチックリック4
リック5 Dクロマチックリック5

リック1、3はブルースでもよく使われるb5thを取り入れたもの、リック2はb3rdへクロマチックアプローチリック4はメロディックマイナーのC#とb5thを使ったもの、リック5は5thへのクロマチックアプローチです。リックを覚えたら、今まで同様1つのリックを変化させていきましょう。ここではリック3を例に紹介します。

クロマチックを使ったリック練習1

次は音の順番を変える練習です。

クロマチックを使ったリック練習2

それではクロマチックを使ったリックでアドリブしてみましょう。

リック練習譜面1

1、2小節目はリック1、3小節目でリック3につなげて、5、6小節目はリック5→リック2→リック4とつなげています。クロマチックを使ったリックはパット・マルティーノやマイク・スターン、ジョナサン・クライスバーグがよく使うので、コピーして研究してみるのもおすすめです。

アドリブ例

それでは今までのまとめとして、Dドリアンスケール、Dメロディックマイナースケール、クロマチックを混ぜてアドリブしてみましょう。

Dm7コード上でのアドリブ例

1回のアドリブにリックを全て使う必要はありません。場合によっては1つのリックを発展させるだけでも十分アドリブすることはできます。はじめはなかなか上手くいかないかもしれませんが、諦めずに何度も練習してみてください。5thポジションに慣れてきたら他のポジションでも練習して、ネック上全てを制覇できたら、Dm7コードでのアドリブは完了です。

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