今回練習するコード進行はKeyがCの時のDm7です。
Dm7の響きを覚えるために、コードを弾いてみましょう。
| | |
| |
|
コードが弾けるようになったらバッキングトラックを作ってみて下さい。
シーケンサー等に打ち込んでもいいですが、自分で作るほうが練習にもなるのでおすすめです。
バッキングのパターンはいくつかあるので、自分の好きなものを選んで弾いてみましょう。
| | |
| | |
| | |
| |
音源は指弾きになっていますが、もちろんピックを使っても構いません。
また、テンポも自由に変えてみてください。(音源は=120)
遅め、普通、速め、の3種類のテンポでバッキングを作っておくと
練習する時に便利です。
バッキングトッラクが作れたら、アドリブです。
作ったバッキングに合わせてアドリブしていくのですが、どの音を使っていいのかが分かりません。
そこで、Dm7で使えるスケールを見ていきましょう。
Key=CのDm7で使えるもっともポピュラーなスケールは、Dドリアンスケールです。
今回は5thポジション(5フレット付近)を使ってスケールを弾いてみます。
いかがですか?バックに合ったサウンドがすると思います。
ただ、スケールをそのまま弾いてもジャズらしくなりません。
そこで、Dドリアンスケールから出来るジャズらしいリックを覚えてみましょう。
いかがですか?
スケールをただ弾くだけよりも音楽的になっていませんか?
リックを覚えたら、今度はそれをアドリブに活かす練習です。
自然にアドリブの中に取り入れるには、リックを自由なリズムで演奏できるようにする必要があります。
ここではリック2を例に自由なリズムで弾いてみます。
いかがですか?
弾く位置を変えるだけでも違った雰囲気になっていませんか?
さらに3連符や4分音符を混ぜることで、より自由度が増します。
リズムの変化が出来てきたら、今度は音に変化をつけてみましょう。
使う音はリックで使われている音のみで、順番を変えてみます。早速やってみましょう。
いかがですか?
だんだんとアドリブらしくなっていませんか?
このようにして、ひとつのリックを変化させることで、リックとリックを自然につなげたり、
自分のアイデアとリックを組みあわせてアドリブの幅を広げることが出来ます。
それでは紹介したリックを使ってアドリブしてみましょう。
1、2小節目はリック1、2をつなげたもの、3小節目はリック3のリズムを変えたもの、
5〜7小節目はリック4に変化を加えて、8小節目はリック5をそのまま使っています。
リックを自然にアドリブで使う方法は様々あるので、カッコいいと思える使い方を研究
してみて下さい。
Dm7で使えるスケールにはもう1つ、Dメロディックマイナースケールがあります。
まずはDメロディックマイナースケールを弾いてみましょう。
Dドリアンスケールと比べると7番目の音がC#になっています。
Dドリアンスケール
Dメロディックマイナースケール
音楽理論ではDm7コード上でDメロディックマイナースケールを使うことは出来ないのですが、
このC#の音が緊張感を出してくれるので、ジャズのアドリブではよく使われます。
それではDメロディックマイナースケールを使ったリックを弾いてみましょう。
ドリアンスケールのときと同じように、リックを1つ選んで変化させていきましょう。
ここではリック3を例に演奏してみます。
リズムの変化が出来たら音の順番を変えてみましょう。
最後はメロディックマイナースケールのリックを使ってアドリブです。
1〜3小節目はリック5、リック2、リック4をそのままつなげたもの。
5〜7小節目はリック1、リック4、リック3をつなげたもの。
8小節目はリック1を逆から弾いたものです。
リックを自在に使えるようになるまで練習してみてください。
ここまで出来たらよりジャズらしくするためにクロマチックを使ってみましょう。
クロマチックはどの音に対しても使えますが、ここではコードトーンに対して使う
リックを覚えてみましょう。
クロマチックについてはクロマチックの種類と使い方を参考にして下さい。
リック1、3はブルースでもよく使われる♭5thを取り入れたもの、リック2は♭3rdへクロマチックアプローチ
リック4はメロディックマイナーのC#と♭5thを使ったもの、リック5は5thへのクロマチックアプローチです。
リックを覚えたら、今まで同様1つのリックを変化させていきましょう。ここではリック3を例に紹介します。
次は音の順番を変える練習です。
それではクロマチックを使ったリックでアドリブしてみましょう。
1、2小節目はリック1、3小節目でリック3につなげて、5、6小節目は
リック5→リック2→リック4とつなげています。
クロマチックを使ったリックはパットマルティーノやマイクスターンがよく使うので、
コピーしてみると良いと思います。
それでは今までのまとめとして、Dドリアンスケール、Dメロディックマイナースケール、クロマチックを
混ぜてアドリブしてみましょう。
1回のアドリブにリックを全て使う必要はありません。場合によっては1つのリックを発展させるだけでも
十分アドリブすることは出来ます。
はじめはなかなか上手くいかないかもしれませんが、諦めずに何度も練習してみて下さい。
5thポジションに慣れてきたら他のポジションでも練習して、ネック上全てを制覇出来たら、
Dm7コードでのアドリブは完了です。
他のポジションのリックはm7コードで使えるリックで紹介しているので参考にしてください。