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リハーモナイゼーションとは

リハーモナイゼーション(以下リハモ)は元のコードを別のコードに変えることで、
楽曲に新たなハーモニーを与える手法です。
シンプルなコード進行を複雑にしたり、簡単なメロディーを興味深く聞かせることもできます。

MP3をストリーム再生します。 元のコード進行
Dm7 G7 CM7
MP3をストリーム再生します。 リハモしたコード進行
AbM7 Dm7 Db7 CM7
早速リハモの基本的な方法をみていきましょう。

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メジャーダイアトニックコードを使ったリハモ

ジャズスタンダードで多く使われるメジャーII-V-Iを例にリハモしてみましょう。

MP3をストリーム再生します。 CメジャーキーのII-V-I
Dm7 G7 CM7
リハモするために必要な情報は各コードの機能です。
IIはサブドミナント、Vはドミナント、Iはトニックに分類されます。
各コードの機能を調べたら、ダイアトニックコード上で代理できるコードを探しましょう。

キーCメジャーのDm7-G7-CM7それぞれを代理できるコード

コード代理コード
Dm7FM7
G7Bm7(b5)
CM7Em7、Am7

となります。
代理できるコードを調べたらそれらを使って早速リハモしてみましょう。

MP3をストリーム再生します。 Dm7をFM7にリハモ
FM7 G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 G7をBm7(b5)にリハモ
Dm7 Bm7(b5) CM7

MP3をストリーム再生します。 CM7をEm7にリハモ
Dm7 G7 Em7

MP3をストリーム再生します。 CM7をAm7にリハモ
Dm7 G7 Am7

上記のリハモを組み合わせることもできます。

MP3をストリーム再生します。 Dm7をFM7にG7をBm7(b5)にリハモ
FM7 Bm7b5 CM7

さらに、元のコード進行を混ぜてリハモすることもできます。

MP3をストリーム再生します。 元のコード進行と組み合わせたリハモ
FM7 Bm7b5 CM7

いかがですか?
代理コードを使うだけでもサウンドの幅が広がっていませんか?
リハモで注意する点はただ一つ、「メロディーを邪魔しない」ことです。
そこを意識していろいろな組み合わせを試してみてください。
次は、モーダルインターチェンジ使ってリハモしてみましょう。

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モーダルインターチェンジを使ったリハモ

モーダルインターチェンジはルート音が同じマイナー(メジャー)キーからコードを借りてくる手法です。
Cメジャーキーの曲ならCマイナーキーから作られるコードを使うことが出来ます。
マイナーはナチュラルマイナー、メロディックマイナー、ハーモニックマイナーの3種類があるので、
リハモで使えるコードもかなり多くあります。
II-V-Iでそれぞれ使えるマイナーキーのコードをみてみましょう。

キーCメジャーのDm7-G7-CM7それぞれを代理できるCマイナーキーのコード

コード代理コード
Dm7Dm7(b5)、F7、AbM7、Am7(b5)、Bb7
G7Bdim7(=Ddim7=Fdim7=Abdim7)
CM7Cm7、EbM7

上記がよく使われるCマイナーキーのコードです。早速使ってみましょう。

MP3をストリーム再生します。 Dm7をDm7(b5)にリハモ
Dm7(b5) G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 Dm7をF7にリハモ
F7 G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 Dm7をAbM7にリハモ
AbM7 G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 Dm7をAm7(b5)にリハモ
Am7(b5) G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 Dm7をBb7にリハモ
Bb7 G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 G7をBdim7にリハモ
Dm7 Bdim7 CM7

メジャーダイアトニックでのリハモ同様、上記を自由に組み合わせることもできます。

MP3をストリーム再生します。 Dm7をAm7(b5)に、G7をAbdim7にリハモ
Am7(b5) Abdim7 CM7

2拍ごとにコードチェンジするのも面白いです。

MP3をストリーム再生します。 Dm7をDm7(b5)、F7に、G7をBdim7にリハモ
Dm7(b5)F7 G7Bdim7 CM7

最後にCM7をCm7にリハモしてみましょう。

MP3をストリーム再生します。 CM7をCm7にリハモ
Dm7 G7 Cm7

この場合、メロディーのミ音がCm7コードのミb音とぶつかってしまいます。
トニックのコードをメジャーからマイナーにリハモするときは、メロディーの音が
短3度の音とぶつからないように注意が必要です。
3度以外の音ならマイナーコードにリハモすることができます。

MP3をストリーム再生します。 CM7をCm7にリハモ、メロディー5度の場合
Dm7 G7 Cm7

いかがですか?
モーダルインターチェンジは、メロディによって使えないコードも多くなるので注意が必要ですが、
うまくリハモできると面白いサウンドになるので是非活用してみてください。
次はドミナントコードのリハモを掘り下げてみましょう

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トライトーンサブスティテューションを使ったリハモ

トライトーンサブスティテューション(以下トライトーンサブ)は裏コードとも呼ばれ、
同じトライトーン(減5度音程)を持っているドミナントコード同士は代理させることが出来る、
という手法です。ジャズではとてもよく使われれています。
早速G7の裏コードを使ってみましょう。

MP3をストリーム再生します。 G7をDb7にリハモ
Dm7 Db7 CM7

Db7に対するIIm7、この場合はAbm7を加えて、VをII-Vに分けるリハモもよくあります。

MP3をストリーム再生します。 Db7をAbm7-Db7にリハモ
Dm7 Abm7Db7 CM7

トライトーンサブとは違いますが、ドミナント7thコードへ向けて、その前のコードを7thコードに変える、
という手法も良く使われます。
この場合、Dm7をG7へのアプローチと考えてD7にします。

MP3をストリーム再生します。 Dm7をD7にリハモ
D7 G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 Dm7をD7に、G7をDb7にリハモ
D7 Db7 CM7

こうすることで、D7に対するIIm7やトライトーンサブが使えるようになります。

MP3をストリーム再生します。 D7をAm7 D7にリハモ
Am7D7 G7 CM7

G7にもIIm7を加えることも出来ます。

MP3をストリーム再生します。 G7をDm7 G7にリハモ
Am7D7 Dm7G7 CM7

D7に裏コードを当てはめることもできます。

MP3をストリーム再生します。 D7をAb7にリハモ
D7 G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 D7をAb7に、G7をDb7にリハモ
Ab7 Db7 CM7

さらにAb7に対するIIm7を加えることも出来ます。

MP3をストリーム再生します。 Ab7をEbm7 Ab7にリハモ
Ebm7Ab7 G7 CM7

MP3をストリーム再生します。 Ab7をEbm7 Ab7に、G7をDm7 G7にリハモ
Ebm7Ab7 Dm7G7 CM7

裏コードを使うとさらにリハモの幅が広がります。
それぞれのドミナントコードにはテンションも加えることが出来るので、
メロディーに注意しながらいろいろなテンションを加えてみるのも面白いと思います。
最後にコルトレーンチェンジを使ったリハモを見てみましょう。

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コルトレーンチェンジを使ったリハモ

これはコルトレーンが「CountDown」(元のコード進行は「TuneUp)で
好んで使っていたリハモをそのまま使う手法です。

MP3をストリーム再生します。 Dm7-G7-CM7
Dm7 G7 CM7
MP3をストリーム再生します。 コルトレーンチェンジ
コルトレーンチェンジ

早速メロディと合わせてみましょう。

MP3をストリーム再生します。 コルトレーンチェンジとメロディ
コルトレーンチェンジ

聴くと分かるように、メロディとぶつかっている箇所が多くあります。
コルトレーンチェンジを使うとほとんどの場合メロディーとぶつかってしまうので、
ぶつかっている箇所のメロディをコードに合うように変更してみましょう。

MP3をストリーム再生します。 コルトレーンチェンジ用にメロディをアレンジ
コルトレーンチェンジに合わせてメロディー変更

既存のメロディをそのまま使えないので、アドリブの時のコード進行を変えるための手法、
として使うのが効果的だと思います。

リハモは簡単に曲の雰囲気を変えてくれるので、作曲にも大いに役立つ手法です。
コルトレーンチェンジのように、自分オリジナルのリハモを作ってみるのも面白いと思います。

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