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ハーモニックマイナーダイアトニックコード

1  ハーモニックマイナースケールでのダイアトニックコード

2  コードの性質

3  ハーモニックマイナースケールの代理コード(トニック)

4  ハーモニックマイナースケールの代理コード(サブドミナント)

5  ハーモニックマイナースケールの代理コード(ドミナント)

6  各コードの分類表

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ハーモニックマイナースケールでのダイアトニックコード

Cハーモニックマイナースケールを例に見てみましょう
MP3を再生 Cハーモニックマイナースケール
Cハーモニックマイナースケール

ここから、各音に一つおきに音を積み上げていきます。
C音の場合
CハーモニックマイナースケールをCから1音おきに積み上げると
D音の場合
CハーモニックマイナースケールをDから1音おきに積み上げると

同様に残りの音も行なうと、各音からそれぞれ4和音のコードが完成します。

MP3を再生 Cハーモニックマイナースケールから作られるコード
Cハーモニックマイナーダイアトニックコード

これがダイアトニックコードと呼ばれているものです。
ダイアトニックコードはローマ数字の

ローマ数字1 ローマ数字2 ローマ数字3 ローマ数字4 ローマ数字5 ローマ数字6 ローマ数字7

を使って表されます。
ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコードの名称は、

ローマ数字1miMa7(いちどマイナーメジャーセブン) ローマ数字2mi7(b5)(にどマイナーセブンフラットファイブ)
ローマ数字3Ma7(#5)(フラットさんどメジャーセブンシャープファイブ) ローマ数字4mi7(よどマイナーセブン)
ローマ数字57(ごどセブン) ♭ローマ数字6Ma7(♭ろくどメジャーセブン) ローマ数字7dim7(ななどディミニッシュセブン)

となります。
それでは、各コードの性質を見ていきましょう。

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コードの性質

各ダイアトニックコードにはそれぞれ特有の性質があり、
ローマ数字1」をトニック、「ローマ数字4」をサブドミナント、「ローマ数字5」をドミナントと
呼んでいます。
トニックは落ち着いた感じのもの、
サブドミナントはちょっと浮遊した感じの中間的存在
ドミナントは落ち着きたい(トニックへ行きたい)感じのものです。
では各ハーモニックマイナースケールのコードを、それぞれに分類してみましょう。

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ハーモニックマイナースケールの代理コード(トニック)

ローマ数字1」CmMa7のトニックに分類されるものを探してみましょう。

Cハーモニックマイナーダイアトニックコード

残りのコード(ローマ数字4ローマ数字5はサブドミナント、ドミナントの機能なので除外)からCmMa7と響きの
似ているものを探します。
すると、E♭Ma7(#5)の構成音がCmMa7と似ている事が分かります。

CmiMa7−E♭Ma7(#5)

コード進行で確認してみましょう。
MP3を再生 元のコード進行
CmiMa7-Fmi7-G7

もし、E♭Ma7(#5)コードがトニックマイナーの性質を持っていれば、2小節目のCmiMa7を
E♭Ma7(#5)に変えてもコード進行の性質が変わらないという事になります。
分かりやすくするためベースラインは変えずコードだけを変えた演奏を
聞いてみましょう。

MP3を再生 2小節目をE♭Ma7(#5)に代えたコード進行
CmiMa7-EbMa7(#5)-Fmi7-G7

いかがですか?
CmiMa7をE♭Ma7(#5)に変えても違和感無く聞こえませんか?
この事から、E♭Ma7(#5)(♭ローマ数字3Ma7(#5))はトニックの性質を持っている
という事が分かります。

実はもう一つ、CmiMa7と似た構成音を持つコードがあります。
それはA♭Ma7コードです。
CmiMa7とAbMa7の関係

ただ、A♭Ma7コードはCmiMa7の響きを壊してしまうA♭音が含まれているので、
トニックの代理として使われることはあまりありません。

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ハーモニックマイナースケールの代理コード(サブドミナント)

Cハーモニックマイナーダイアトニックコード

今度はFmi7と響きの似ているものを探してみましょう。
すると、Dmi7(♭5)とA♭Ma7コードの構成音がFmi7と似ている事が分かります。
Fmi7-Dmi7♭5

Fmi7-Dmi7♭5

コード進行で確認してみましょう。
MP3を再生 元のコード進行
CmiMa7-Fmi7-G7

もし、Dmi7(♭5)とA♭Ma7がサブドミナントの性質を持っていれば、3小節目のFmi7を
Dmi7(♭5)かA♭Ma7に変えてもコード進行の性質が変わらないという事になります。
分かりやすくするためベースラインは変えずコードだけを変えた演奏を
聞いてみましょう。

MP3を再生 3小節目をDmi7(♭5)に代えたコード進行
CmiMa7-Dmi7(b5)-G7

MP3を再生 3小節目をA♭Ma7に代えたコード進行
CmiMa7-AbMa7-G7

いかがですか?違和感無く聞こえませんか?
この事から、Dmi7(♭5)(ローマ数字2mi7(♭5))とA♭Ma7(♭ローマ数字6Ma7)は
サブドミナントの代理コードになります。

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ハーモニックマイナースケールの代理コード(ドミナント)

Cハーモニックマイナーダイアトニックコード

最後にG7と響きの似ているものを探してみましょう。
すると、Bdim7の構成音がG7と似ている事が分かります。

G7とBdim7の関係

コード進行で確認しておきましょう。
MP3を再生 元のコード進行
CmiMa7-Fmi7-G7

もし、Bdim7がドミナントの性質を持っていれば、4小節目のG7を
Bdim7に変えてもコード進行の性質が変わらないという事になります。
分かりやすくするためベースラインは変えずコードだけを変えた演奏を聞いてみましょう。

MP3を再生 4小節目をBdim7に代えたコード進行
CmiMa7-Fmi7-Bdim7

いかがですか?違和感無く聞こえませんか?
この事から、Bdim7はドミナントの代理コードになります。

もう1つEbMa7(#5)もG7と似た響きを持っています。

G7とEbMa7(#5)の関係

しかし、G7の特徴音である3度と7度が含まれていないため代理コードとしては使われません。

これで全てのコードを分類できました。それでは分類をまとめてみましょう。

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各コードの分類表

ハーモニックマイナーダイアトニックコードの分類

機能コード代理コード
トニックローマ数字1miMa7ローマ数字3Ma7(#5)
サブドミナントローマ数字47ローマ数字2mi7(b5)  ♭ローマ数字6Ma7
ドミナントローマ数字57ローマ数字7dim7

ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコードは上記のように分類できます。